知ってるつもり・・・。
フェルナンド・ソル
クラシックギターの世界では知名度抜群の作曲家。
しかし、それほど弾かれない・・・。
重要ではあるけれど最近は特に弾かれない。
それとすでにあまりどういう人かも知られてないかも・・・。
ほんの少し調べてみました。
(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)
(12)(13)(14)
=生涯概要(十五)=
ギターの製造技術に多くの改良もソルの功績である。
ソルの時代までほとんどのイギリス製及びフランス製のギターは、
かなり重い板で作られていた。
ソルは自分で作らせる楽器は反響板と支柱と後部に軽い、
ごく薄い板を使用して、
弦の張りに耐えるように内側から横木で支持することを主張したのである。
ソルは同時代の最も高名な二人のリュート製作者、
ロンドンのジョセフ・パノルモとレネ・フランソワ・ラコートと親しく交わった。
この二人の職人がソルの理論に従って製作したギターは、
ギター製作術のモデルであると考えられている。
晩年のソルは、実際の演奏活動からは引退し、
もっぱらギターの教授と作曲に専念した。
著名なベルギー系フランス人の音楽史家で、
百科事典執筆者であり批評家でもある「F・−J・Eetis」は、
自分の「音楽人名辞典」中で、次のように述べている。
ソルの作品は「彼の常に四部で作曲する習慣から素人には難しすぎなので、
大きな成功は納めなかった」と。
しかし、同時にフェティは、ソルのギター作品の質に関しては、
非常に高く買っていたらしく、
その価値についてパリの新聞にしばしば執筆している。
ソルの作品の人気に関する彼の記述は、
作品がかなり広範に刊行されていたことから考えて、
疑問の余地があるように思われる。
topへ