知ってるつもり・・・。
フェルナンド・ソル
クラシックギターの世界では知名度抜群の作曲家。
しかし、それほど弾かれない・・・。
重要ではあるけれど最近は特に弾かれない。
それとすでにあまりどういう人かも知られてないかも・・・。
ほんの少し調べてみました。
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=生涯概要(十六)=
パリにおけるソルのギター作品の主要な出版社は、
「Meiasonir」と「Lemoine」である。
同市においてその他少なくとも六社が、これらの作品の別版を出している。
ロンドンではソルの作品は「Clementi」「Welsa」「Moryeni」
「RoBirt Cocko」によって刊行された。
ドイツでは主として「N,Simrock」によって刊行された。
ギター以外の楽器のための作品はその他の出版社、
主としてパリの「Paini」によって刊行された。
ソルのギター曲が難曲であることを認めるにしても、
そのせいで広範な刊行と分布態阻害されることはなかったらしく思われる。
このようなことが起こったのは
ちょっと変わった構成の作品に対する要求があったからに違ない。
さらに、ソルの音楽のすべてが難しかったと、
簡単に言い切ってはしまえないということも申し添えておかねばならない。
ソルも当時の他のギター作曲家同様、
一般大衆の手の届く程度の作品も書き残しているのである。
ソルがヨーロッパンの大部分の土地にわたって、
大きな賞賛と名声にかけることがなかったとはいえ、
自分の故国においては、
ほとんど注目されなかったということは特記すべき事項である。
マドリッドの王立劇場の図書館には、
ソルがスペインで認められようといかに努めたか、
しかもその努力が結局は無駄に終わってしまったことを示す、
ユニークな文献がある。
この文献は日付も署名もない八葉の管弦楽の原譜と、
その曲が誰の作品であるかの謎を解く二葉白紙からなっている。
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