知ってるつもり・・・。
フェルナンド・ソル
クラシックギターの世界では知名度抜群の作曲家。
しかし、それほど弾かれない・・・。
重要ではあるけれど最近は特に弾かれない。
それとすでにあまりどういう人かも知られてないかも・・・。
ほんの少し調べてみました。
(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)
(12)(13)(14)(15)
=生涯概要(十七)=
前回の文献には日付がないところから、
これに正確な日付をつけるのは不可能である。
しかし、この作品が1826年のうちにモスコーで書かれたソルのバレー曲、
「Herecu le et Omqhale」の前奏曲らしいことを考えて、
その日付はたぶん1826年以降間もないころのことであろう。
この書簡は伝統的に王族に対して用いられる、
へりくだった言葉づかいで書かれてはいるが、
ソルの残念な気持ちを察するに難くない。
この申し出に対してなにもなされなかったことが記録から分かる通り、
フェルナンド七世は、
明らかに父の音楽に対する趣味を受け継いでなかったらしい。
ソルが故国においてなんの栄誉も与えられなかったということは、
疑いもなく彼の帰国を妨げた理由の一つであった。
この手紙はおそらくほとんど知られてないに違いない、
もう一つの事実にも光を当てている。
ソルは各国の君主から受けた数多くの勲章や賜り物のほかに、
法王庁勲章「ナイト章」の称号受けているのである。
この勲章は、恐らく法皇ピオ七世によって授与されたものであろう。
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