映画鑑賞記



                            


                 
「蒼き狼」鑑賞記






 「蒼き狼」をセンター北にある109シネマズ港北で観賞した。


 主人公は歴史の教科書に出てくるチンギス・ハーンだ。

1206年、モンゴルの遊牧民族を統合し、

一世代で巨大なモンゴル帝国を作った歴史的英雄の物語。

このモンゴル帝国というのはペルシャ湾から中国にいたる巨大領土であり、

ナポレオンやアレキサンダー大王もそこまで広大な領土は作れなかったようだ。



 冒頭、歴史的な背景が紹介されるが早すぎてなかなか良くわからない。

とにかく当時はモンゴル高原に多数の部族が国を作っていてよく争いが起きていた。

そして勝者は必ず弱者から略奪を行い、潤っていたということだ。

その略奪品の中に若い女性が含まれており、

欲望のはけ口と子供を生む道具にされていた、

(これはどこかの大臣が言っていた問題発言?)。

 ホエルン(岩村真由美)もその一人であり、

メルキト族の男の妻だったのがモンゴル族のイエスゲイに奪われ子供を生む。

それがテムジン(後のチンギス・ハーン)だ。



 ストーリーは劇場で鑑賞してもらえればわかるのでこれ以上は言わないが、

チンギス・ハーンを演じる反町隆史はなかなか豪快な演技で、結構はまっていた。

またロケ地がモンゴルなので風景が日本とは大違いのスケールだ。

武士や馬の数も桁違い

(ロードオブザリングで活用されたCGが効果的に使用されていて、

実際の数より何倍も多くなっているようだけど)、

 衣装、ゲルなど当時の文化がリアルに再現されており面白かった。

また騎馬と弓が中心の戦い方は、

同じ時代の日本とはかなり違っていて興味深い。

元寇が二度日本にやってきたとき、

大風が吹いて船が沈んでしまったから助かったが、

まともに戦ったら日本の武士はひとたまりもなかったろう。



 その他の感想としてはセリフが多少硬い印象。

また、感動シーンは
1箇所くらい。

またテーマ曲は
Minkという歌手が歌っているが、

「歌を歌うために生まれてきた天性のボーカリスト」、

というキャッチフレーズでPRしている。

まったく知らなかったがかなりすごいらしい。

エンディングではその歌が延々と流されている。

ひとつの話題なのだろう。



 映画鑑賞記を書こうとすると、

ただ見てきただけではなかなか文章が出てこないものだ。

そこそこ情報を集めてからでないと、

ただ「面白かった」程度の感想しか出てこない。

これからは事前に出来るだけ調べてから観賞しようと思う。






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