映画鑑賞記




                               



               
P・S・アイ・ラヴ・ユー鑑賞記  





「P.S.アイラヴユー」を、

新百合ヶ丘ワーナー・マイカル・シネマズで鑑賞した。


原作は21歳のセシリア・アハーンによる純愛小説「P.S. アイラヴユー」。

42カ国で出版され、全世界500万部以上のベストセラーとなった。

「プラダを着た悪魔」のプロデューサーと、

「マディソン郡の橋」脚本家が映画化したもの。

主演は、2度のオスカーRに輝くヒラリー・スワンクと、

世界中の女性に大人気のジェラルド・バトラー。

ヒラリー・スワンク演ずるホリーの母親役には、

オスカーR女優キャシー・ベイツ。




あらすじ

映画は若い夫婦の激しい口喧嘩から始まる。

場所はニューヨークのマンハッタン。

二人は賃貸のアパートに住み、

喧嘩をしながらも楽しい生活を続けていた。

しかし最愛の夫ジェリー(ジェラルド・バトラー)が、

脳腫瘍で突然亡くなるのだ。

妻のホリー(ヒラリー・スワンク)はあまりのショックに、

自分を失ってしまう。


 家に引きこもって3週間経った頃、

母親のパトリシア(キャシー・ベイツ)や、

妹・親友・ジェリーの友人たちが訪れる。

その日はホリーの30歳の誕生日だった。

しかしあまりにも変わり果てたホリーの姿に皆が愕然としてしまう。


そこへ贈り物が届いた。

 そこにはなんと、

ジェリーからの“ハッピーバースデイ”のメッセージ入りのケーキと、

テープレコーダーが入っていた。

テープレコーダーのボタンを押す、とジェリーの声。

ホリーが落ち込むのを予想して誕生日まで待った上で、

彼女を元気付けるための手紙を届ける計画を立てていたのだ。

「あれこれ詮索せずにとにかく手紙に従え。

そして一通目は明日届く。」、と。


 次の日、テープのメッセージどおり、

ジェリーからの消印のない手紙が届いた。

そして手紙の最後は必ず、

P.S.アイラヴユー」の言葉で締めくくられていた。

ある時は、ジェリーの指示で、

友人たちとジェリーの故郷アイルランドを訪れるが、

楽しみもつかの間、あることがきっかけで孤独感に襲われた。

そのいいようのない寂しさを母親にぶつける。

そして、10通目の最後の手紙が届く。

しかし、そこからがホリーの新たな人生のスタートとなった――。




感 想

純愛小説が原作ということで、

女性向の映画かなという印象だ。

ジェリーが生前に計画を立てていたというが、

あまりにもできすぎていて、

「どうなってるの?」という疑問がわいてくる。

手紙の内容が、あたかもジェリーが生きていて、

今のホリーを見ているかのように書かれているからだ。

誰が出しているかは最後にわかるようになっている。


映画ではキスシーンが何回も登場するが、

キスが愛情表現の象徴になっているかのようだ。

それにしても欧米人はキスがすきだねぇ。

この間も日本に観光で来ている外国人が所構わずキスをするのを見た。

 そこは隅田川を行き来する水上バスの上だった。

何故、お前がそんなところにいたかって? 

仕事で両国に行ったとき(日本相撲協会)、

すぐそばに水上バスの発着所があるのを見つけて、

興味本位に乗ってみたから。

ちょうど会社の近くに行くルートだったのでついつい。

隅田川は屋形船を良く見かけるが、一度船で渡ってみたかった。



 話はそれたが、

見所としてはハリウッド最高のスタッフとキャストが映画を製作しているところか。

日本の映画ならもう少し、夫の「生き様、死に様」のようなものを描くと思うが、

そこは全く描かれていない。

突然死んでいなくなったかと思うと、

なぜか本人からの手紙が届き始める。

あまりにもからっとしたストーリー展開なのだ。

見ている方はちょっと戸惑いを感じてしまう。

このあたりが欧米人の感覚なのか。

日本人は結構ウエットなものに感動するからね。

「冬のソナタ」のような韓国の純愛映画はまたちょっと違うようだ。

号泣シーンの印象が強い。

それと美男、美女でないと許されない感じ。


まあ、たまには純愛ものも悪くはないかな。







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