映画鑑賞記
◇番外編◇
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「桂三枝落語」鑑賞記
有楽町朝日ホールにて桂三枝一門の落語を鑑賞してきた。
一門といっても出演したのは三枝を含め5人だけ。
スタッフが少ないため入場時、終了時は出演者がGoods
販売や誘導までやっていた。
なにやら写真集を出したようで、
どうしてもそれを売りたいようだった。
スタッフは少ないけど観客数はすごかった。
千人はいたように思う。
三枝の弟子は三歩と三金、
そして異色というか外国人がひとり混じっていた。
外国人落語家は珍しい。
それがなんと大喜利に出てきた。
落語はまだできないようで、
外人を逆手に取ったユニークな企画でやっていた。
三枝が日本の言葉、
それも日本人でも正確に意味を知らないような言葉だったと思うが、
三枝がまずその解説をする。
その間、外人落語家はヘッドホーンで音楽を聞いている。
その後、3人の日本人弟子が英語で説明するのだ。
しかし、殆ど英語になっていない。
それを見事に理解し日本語に翻訳していた。
同じ大喜利でも笑点のものとは全く違う企画に結構笑えた。
(でも本家の方がやっぱり良いけど)
落語の方は弟子2人が二話、
三枝が二話で計四話。
どれも創作落語で傑作だった。
特に三枝の「赤とんぼ」という童謡ネタと携帯メールネタは、
腹を抱えるほどおかしかった。
携帯メールネタは陣内孝則ばりに、
後ろのスクリーンを利用するものだった、
そこに携帯の画面を写しながらの立体的な落語。
これも初めてだ。
いかに三枝が研究熱心かが伺えた。
大学の先輩でもある三枝には末永く頑張ってほしいと思う。