映画鑑賞記
                                     
                             

                                   

                               



              
映画「チェンジりング」鑑賞記  






 320日(金)に南町田の109シネマズGMシアターで、

映画「チェンジリング」を鑑賞した。

当劇場は
10以上の部屋があるせいか、

いつも閑散としているイメージがあったが、

今回は以外と観客が多かった。

といっても
3040名くらいだろうけど。

日本の上映が開始されたのが
220日であり、

この時期に
30名以上の観客が入るというのはかなりの人気である証拠だ。


 この映画は1928年にロサンゼルスで起こった

ウィネビ養鶏場殺人事件
を基にしたものである。

「チェンジリング」というのはヨーロッパの伝承で、

妖精が人間の子を誘拐し醜い自分たちの子を取り替えるという、

「取替え子」の話から来ている。

 この映画も同様に、

誘拐された子供がロサンゼルス警察の怠慢で捜索がいきづまり、

良く似た子供を身代わりにつれてくるというものだ。

当時のアメリカの警察は汚職にまみれたひどいものだったようで、

母親が自分の子ではないと主張しても、逆に精神病院に送り込んでしまう。

しかし、キリスト教会を中心に善良な市民が立ち上がり、

優秀な弁護士とともに警察の悪事を白日にさらすのだ。

そして警察の本部長、警部、さらには市長までが停職や辞職に追い込まれる。

一方で行方不明の子供が、

当時発生していた連続誘拐事件に巻き込まれたことが判明し

、同時進行で犯人も捕らえられ裁かれることになる。

裁判では犯人に絞首刑が言い渡されるのであるが、

実際の処刑のシーンが生々しく描かれており、

ちょっとドキドキしてしまった。

監督のクリント・イーストウッドの方針か、

ほとんど史実どおりのストーリーになっている。

実名がそのまま使用されていたり、

セットもかなりリアルな再現がなされているようだ。



 ヒロインのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)は、

警察のひどい仕打ちにも決してくじけることなく、

息子の生還を信じて最後まで戦い続けるのだ。

その戦いは生涯を通じたものだった。



 警察の不祥事と言えば現在の日本も同様だ。

組織犯罪は無いにしても一部の警察官のモラル低下は目に余るものがある。

特に痴漢や薬物使用など考えられない事件が発生している。

警察だけでは十分な安全が確保できないようになってきた。

そんな時代だからこそ我々市民が団結して、

身を守らないといけないのだろう。





                            
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