映画鑑賞記
                           
                             

                                   
                               



                   
「今度は愛妻家」鑑賞記  





 映画「今度は愛妻家」を鑑賞した。


前回は「アバター」で、嫁にえらく文句を言われたが、今回は大正解。

ラブストーリではあるのだが、ちょっとストーリーにひねりが入っている。

というより前半はとてもわかりやすいのに、後半から「あれっ!」

という感じで、ストーリーに着いていけないのだ。

「奥さんいったいどうなっちゃったの?」という感じ。


 これ読んでも、全くわからないよね。


 最初の映像はクリスマス直前に行った沖縄旅行の回想シーンからだった。

フリーカメラマンであるぐうたら亭主(豊川悦司)と本当にかわいくて

健康オタクの妻(薬師丸ひろ子)とのコミカルなやり取りから始まる。

嫁がそろそろ子供を産むには限界の年だから、子作り旅行に行こうと

せがんだからだ。

 亭主はいやいや旅行に行くのだが、

亭主はその妻にものすごく冷たい態度を取る。

それでも妻は駄目亭主に甘えようととするのだが通じない。

あまりにみじめに思えた妻は旅行先で泣いてしまう。


 帰ってきてからも亭主のぐうたらぶりと冷たさは変わらなかった。

仕事はまったくしないし、遊んでばかり。

挙句の果ては妻に隠れて浮気まで。

それを妻に目撃されるのだ。


 ついに妻が愛想を尽かし家を飛び出てしまう。

待てども待てども帰ってこない。

そこではじめて夫は妻の存在の大きさに気がつく。


 そんな時、ふらーっと妻が帰ってくるのだ。

沖縄に一人で行ったとのこと。

しかも沖縄で無くした指輪を探しに。


 本当はさびしくてしょうがないのに、依然として粋がる亭主に

今度こそ見切りをつけ、離婚を迫るのだ。

亭主は焦るが後の祭り。


 妻は出ていく前に写真を取ってほしいとねだる。

亭主は仕方なく写真を取る。


 妻が去ったあと、暗室で現像するのだが写真には彼女の姿が無い。

その時見つけたのは、走って行く妻の後ろ姿の写真。


 夫は、あの悪夢の1年前を思い出す。

沖縄に行った時のことを。


 二人は海岸を散歩していた。

 妻は亭主に自分の写真を取ってほしいとせがむ。

亭主は「カメラ持ってきていない」というと、妻がちゃんとカメラを運んで

来ていたのだ。

さすがに写真を取らざるを得なくなる。

どんどん調子が出てきたころ、妻がホテルに指輪を忘れたと取りに帰る。

走って行く妻の後ろ姿をカメラに。


 その直後、サイレンの音が。

道路には血のりがべったりと。

病院に駆けつけるが、彼女は戻ってこなかった。


 もうどんなに悔やんでも悔やみきれない。

自分が指輪を取りに帰っていればこんなことには・・・・。


 暗室で見た写真はあの走っていく妻の後ろ姿だったのだ。

亭主は涙にまみれてこう叫ぶ。

「本当に俺が悪かった。今度こそ愛妻家になる。お前のために何でもする。

だから戻ってきてくれ。」、と。


 ここまで書いたら、
「沖縄から帰ってきてからの妻は一体なんなの?」と思うはず。


もっとも自分も映画見ているときは最後まで良く理解できなかった。

後日、Webに書いてあるブログ記事を読んで初めてストーリーが

わかった次第。


 十分ネタばれしたから見に行く気が無くなったと思うあなた。

決してそんなことはありません。

これくらい予備知識があったほうが楽しめるよ。


 是非、カップルで行ってみて。




                            
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