映画鑑賞記
「桜田門外ノ変」鑑賞記
10月17日に町田グランベリーモールで,
映画「桜田門外ノ変」を鑑賞した。
前回の「大奥」に比べるとリアルだったねえ。
最近時代劇の映画が多いと思ったら、
映画に関わらず歴史モノがブームのようだ。
NHKの大河ドラマやゲーム、
それに「ひこにゃん」などのゆるキャラも関係しているらしい。
実は最近、「歴女」という言葉を奥さんから聞いた。
「何それ?」って聞いたら、
半分バカにした表情で、
「歴女も知らないの。歴史の好きな女性のことよ。」と返されたのだ。
それ以上は突っ込むの止めたが、
そんな言葉がはやっていたとは知らなかった。
職場に最近異動してきた女性が、遅い夏休みで長崎に坂本竜馬旅行に行くとのこと。
復帰した時に歴女の話題を出したら、
案の定「今、歴女の入門中です」とのたもうた。
ずいぶん身近にいたのだ。
「歴女」=「歴史の好きな女性」!?
時代もずいぶん変わったと思ったが、歴女をネットで調べたら、
正確には歴史の好きな女性というより、
歴史モノが好きな女性という意味だった。
微妙なニュアンス違いがあるのだ。
それはそうと「桜田門外ノ変」といえば、
水戸浪士による井伊直弼暗殺位しか知識が無かった、
というか学校で勉強したことはすっかり忘れていたが、
今回はなかなか勉強になった。
鎖国を3百年近く守ってきた幕府が、
外国の脅しに屈して開国に走るのをみて、
徳川御三家であった水戸藩の浪士たちが,
このままでは国が滅んでしまうと嘆き、
クーデターを起こす。
頼みの綱は薩摩藩であったのだが、
クーデターに参加したのは1名だけ。
結局は薩摩藩の支援は受けられず、最後は水戸藩主にも見放され、
生き残った浪士ほとんどは斬首されてしまう。
おまけに井伊直弼を守れなかった家来たちも斬首になった。
あと、水戸浪士の中心人物の関鉄之助(大沢たかお)の愛人が,
関の逃亡を手伝ったという疑いをかけられ、
拷問の後死んでしまうというシーンもがあったが、
史実とすればちょっと悲しいね。
水戸浪士の犠牲のおかげで大政奉還、
明治維新へとつながるのだが、
彼らはそれを知らずに無念の死を遂げたと思う。
ちょっとはなかさは感じたが、見ごたえも十分ある映画だった。