映画鑑賞記



                            


                   
憑神」観賞記

 

 「憑神」を新百合ヶ丘にあるワーナーマイケルで観賞した。

今回の原作はあの「鉄道員」で有名な浅田次郎の小説だ。

といっても今回も原作は読まず先入観無しの鑑賞だった。



タイトルからすると怪談話のようだが、

江戸末期の下級武士の悲哀をコミカルに描いている。

妻夫木聡がその主役を演じており見所は豊富だった。

3人の災いの神がその下級武士に付き纏うが、

最後には人生の目的を見出し見事にその目的を全うするというストーリーだ。

悲哀という点では今のサラリーマンにも共通するテーマでもある。

浅田氏は人生の目的がわからなくなっている現代の若者に、

この小説を通して問題提起をしているのだ。


 人生の目的は何かと聞かれて明確に答えられる人は少ない。

たとえ答えられてもそれをまっとうできる人はもっと少ない。

だからこそ一日一日を大切に、また懸命に生きねばならないと思う。

なにげなく生きていて人生の目的など見つかるわけがないからだ。

そのためにはたとえ手が届かないと思うようなことでも、

本当にやりたいことならば是非チャレンジすべきだ。

やってみると以外にハードルは低いかもしれない。


 
 ちょっとえらそうなコメントになってしまったが、

鑑賞後に感じたことを書いてみた。

死神役の森迫永依チャン(ちび丸子ちゃん役もやっている)がかわいかったので、

それをみるだけでも価値があるかも。

             



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