映画鑑賞記
「手塚治虫のブッダ-赤い砂漠よ美しく」鑑賞記
6月5日(日)に南町田グランベリーモールで、
映画「手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ美しく」を観賞した。
この映画は、手塚治虫が10年の歳月を費やして完成したマンガをアニメ化したものだ。
原作は1972年に少年向け雑誌「希望の友」(潮出版社)にて連載が始まった。
「希望の友」の後は、「少年ワールド」、「コミックトム」と引き継がれていったようだ。
1972年といえば、自分は中学2年の時。
当時、自宅で「希望の友」を定期購読しており「ブッダ」も読んでいた。
本誌は、横山光輝の「三国志」や「水滸伝」も連載されていたことがある。
「希望の友」は一般の人はほとんど知らないだろう。
ちなみに潮出版社は、創価学会系の出版社だ。
アニメは第3作まで放映されるが、今回はその一弾。
単なる歴史物語ではなく、
まさしく手塚ワールドだった。
トラやウサギ、鳥、さまざまな動物や鳥類が出てくるが、
このあたりはジャングル大帝を彷彿とさせる。
またリアルな戦闘シーンは、
実写やSFXでは表現できなっかたのではないだろうか。
自分は仏教(仏法)を実践するものとして、
大変に興味深かった。
今の若い人は、仏教がブッダ(釈迦)から始まったことを知っているのだろうか。
知っていても、釈迦の教えを教義の上から、
または実践の上から理解している人は少ないだろう。
人生には、四苦(生老病死)という本源的な苦しみがある。
これらの解決なくして、本当に意味のある充実した人生は送れない。
その人にいくら地位や名誉や財産があったとしても・・・・。
人はそのことを、本能的にまたは無意識に分かっているはずなのに、
現実に戻るとすぐに忘れてしまう。
浅はかなことに目を奪われ、本当に大事なことに命を懸けられない。
人生は短いのだから、是非立ち止まって考えてほしいと思う。
本作は、その良いきっかけとなるだろう。
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