映画鑑賞記
                           
                             

                                   
                               




                  「ライフ 命をつなぐ物語」鑑賞記



 「アース」、「オーシャンズ」を超えるネイチャー・ドキュメンタリー、

という触れ込みだが、

期待したほどではなかった。



 冒頭出てきたのが、アザラシの親子。

南極の極寒の雪の上で、母アザラシが子供を産む。

周りは誰もおらず食べ物も何もないが、

ひたすら赤ちゃんアザラシを

吹雪から守っている。

ここには敵がおらず一番安全なのだという。

それにしても、親アザラシのけなげなこと。


 次のシーンは、ニホンザルだった。

地獄谷の温泉に、

子猿を含めたニホンザルの一群が極楽顔で浸かっている。

しかし周りには寒さに凍える猿も・・・。

これには力関係が影響している。

強い集団のみが湯に入ることができるのだという

要は勝ち組にいれば、

どんなにか弱い猿でも恩恵にあずかれるということだ。

人間世界も同じか・・・。


 しかし、南極から始まり、アフリカのサバンナ、

南米の秘境などで繰り広げられる

動物たちの生き残りを懸けた戦いに比べると貧弱なこと。

これは英BBSが日本に売り込みをかけるための「おべんちゃら」か?


 
この観賞記を書き始めて5~6年が経つが、

2つめに書いたのが「アース」だった。

この時もあまり良い感想は書いていないが、

今回も似たような印象だ。

途中から飽きて最後は寝てしまった。


 確かに動物たちの生き抜くための知恵と戦いの壮絶さは胸を打つ。

35億円の制作費と最新技術を投入しただけのことはあって映像も素晴らしい。

しかし、ワンパターンさが残るのは否めない。

結構同じようなシーンをテレビで見ているからかもしれない。

ちょっと選択ミスだったかなぁ。





  
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