映画鑑賞記
「幸せへのキセキ」鑑賞記
6月10日に、センター南のシネマズ109で映画「幸せへのキセキ」を鑑賞した。
本作は、半年前に最愛の妻を亡くし失意のどん底にいた英国の元新聞コラムリスト、
ベンジャミン・ミー(マット・デイモン)が2人の子供を育てながら、
廃園寸前の動物園を再生し、自らも再生するという実話を描いたものだ。
ベンジャミンは、動物園を再オープンするために何十万ドルという借金をしたが、
それでも足りず、
いよいよ断念かという時に、
窮地を救ったのは亡き妻の残した貯金(8万ドル)だった。
「内助の功」は日本だけの言葉ではないようだ。
2人の子供は、上が14歳の反抗期の息子、
下が7歳の娘(マギー・エリザベス・ジョーンズ)。
自分も子供の反抗期を経験したが、
出し方の違いはあるものの日本もアメリカも同じだなと思った。
それでも、病気で苦しむベンガルトラを安楽死させる事態に遭遇してから、
親父の葛藤や経営者としての責任の重さを理解するようになる。
そんなシーンを見て「死を見つめることで人は成長していく」、
ふとそんな思いに駆られた。
世間でもよくあるよね。
親父が早く死んだため必死で子育てをする母親の苦労を見て、
息子が大きく成長していく。
その意味では子供を早く独り立ちさせるには、
親父は早く死んだ方が良いのかも(ちょっと寂しいが)・・・。
一方、娘役のマギーちゃんのかわいさは際立っていた。
演技もなかなかのもの。
子役では一世風靡している芦田真菜ちゃんもマギーちゃんには負けるかもね。
一世風靡といえば、AKB48。
この間の総選挙の模様をテレビで見たが、
ものすごい盛り上がりだった。
「後輩たちは潰すつもりで来て下さい。いつでも待ってます!
そんな心強い後輩が出てきたら、わたしは笑顔で卒業したいと思います。」
これは、篠田麻里子が総選挙で順位発表後に語ったコメント。
かわいい顔して負けん気の強さは人一倍。
「まりこ様」と言われる所以だろうか・・・。
このセリフを聞いたとき、宝塚歌劇団をイメージした。
きっとAKB48のセンターを取ることは、
「~組」トップスターを取ることと同じくらいなのだろう。
一世風靡で横道にそれてしまったが、
本作は実話をもとにしたというのが売りだ。
開園のシーンは、
梅雨のうっとうしさを吹き飛ばしてくれるような爽快さだった。
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