映画鑑賞記
「トータル・リコール」鑑賞記
町田グランベリーモールで映画「トータル・リコール」を観賞した。
原作はフィリップ・K・ディックが、
1966年に発表した短編小説「追憶売ります」。
1990年に、
アーノルド・シュワルツェネッガー主演で映画化がされているので、
今回はそのリメイク版ということになる。
リコール社は記憶を売る会社。
脳に記憶を植え付けて、
好きな自分になることができるのだ。
本作は、高田純次がリコール社の日本支社長ということで、
盛んにコマーシャルしている。
内容に触れるつもりはないが、
ダイハードとスターウォーズとトランスフォーマーを
一緒にしたようなSFアクション映画だ。
いつもこの手の映画は避けるのだが、
内容を考えずに前売り券を買ってしまったので、
映画が始まってから後悔の念が・・・。
トランスフォーマーの時のように、
途中で帰りたくなった記憶がよみがえってくる。
しかし、予想に反してシニアにも楽しめる内容だった。
記憶を植え付ける前にトラブルが起こって、
主人公がリコール社を出てしまうので、
その後の展開が、
夢なのか現実なのか区別がつかないところが面白い。
実際には、しがない工場労働者だった主人公が、
何十人ものロボット警官隊を相手に
勝ってしまうという超能力者になっている。
しかも彼はハウザーという、
搾取された労働者を解放させる秘密部隊の英雄だったのだ。
ハウザー・・・。
なじみのある名前だ。
ところで、
なりたい自分になれるとしたらどんな人がいいだろう・・・・。
この歳になると現実的すぎて、
殆ど浮かんでこない。
「所詮、夢は夢なので、
カネや超能力は無くても毎日楽しんで生きていければ十分だ」
と、自分を慰めている。