映画鑑賞記
「相棒 X DAY」鑑賞記
公開初日の23日に映画「相棒 X DAY」を南町田で鑑賞した。
相棒シリーズといえばテレビ版、
劇場版とともに大人気のドラマ。
といっても、これまでチラ見程度で、
まともに見るのは今回が初めてだ。
テレビでは毎週のように放映しているので、
「どれどれ」というノリで行ってみたらこれが結構面白かった。
疲れていたので途中眠ってしまったが、
最後まで飽きさせない作品だった。
ちなみに杉下右京(水谷豊)は、
チョイ役でしか登場しない(海外に出張中のため)。
本作は、タイトルに「X
DAY」とあるが、
それは日本経済崩壊の日だ。
ある日突然、円、株、国債がトリプル暴落して、
日本が崩壊してしまうというのだ。
事件は東京明和銀行本店システム部の中山雄吾(戸次重幸)の
死体が発見されたシーンから始まる。
死体のそばには焼け焦げた百万円札。
中山はネットにアクセスし、
機密情報を流していたことから警察にマークされていた。
死体発見後、サイバー犯罪対策課専門捜査官、
岩月彬(田中圭)と捜査一課刑事・伊丹憲一(川原和久)が追う。
二入りはもともと相棒ではなく、
たまたま組み合わされただけのため
険悪な状態から捜査が始まった。
やがて犯人が発見され、
殺人事件は解決すると思われた。
その頃、あちこちの銀行のオンラインシステムが停止し、
預金の引き出しができなくなるというトラブルが続いた。
原因はオンラインシステムへのサイバー攻撃。
しかも攻撃に使われた情報は、
死んだ中山がネット上に流した情報と同じものだった。
伊丹は殺人事件以上のものがあると思い、
さらに調査を進めた。
上からはそれ以上の捜査をやめるよう指示が出るが、
伊丹と岩月はそれを無視してしまう。
次第にその背後には触れてはいけない巨大な組織犯罪が、
潜んでいることが分かってきた。
巨大な組織とは日本政府だったのだ。
実は、システムトラブルは将来のシミュレーションだった。
ネット上の情報は政府が造って流していたのだ。
つまり、「日本経済が崩壊した時には、
こんな状態になるよ」というのを、
国民に小出しにして馴らさせていたのだ。
崩壊の日が決まっているわけでは無い。
しかし、シミュレーションが国民に知られてしまった時には、
その日がX DAYになってしまうというわけだ。
本作はフィクションではあるが、
結構リアルな感じがして怖かった。
アベノミクスで株が大きく値上がりしているが、
国の借金は膨らむばかり。