映画鑑賞記
                           
                             

                                   
                               



                    
俺はまだ本気だしてないだけ鑑賞記



 23日に、ららぽーと横浜で映画「俺はまだ本気出してないだけ」を鑑賞した。


 4時過ぎに行ったのだが、

ららぽーと到着前にいきなり激しい夕立に見舞われた。

朝から晴れていたので電車で行こうと思ったのだが、

歩くのがおっくうだったので急遽、車に変更。

これが大正解だった。

 道行く人は傘も持たず、みんなずぶぬれ。

こちらは、ららぽーとの駐車場から、

建物に入るまでの5秒間ほど横殴りの雨にさらされたが、

すこし濡れた程度で済んだ。

 
 作品は、タイトルからも想像付くと思うが、

かなり漫画チックな内容だった。

主人公・大黒シヅオ役の堤真一は「三丁目の夕日」で有名だが、

今回もユニークな演技を見せてくれた。

シリアス、コミカルの両方が出来る役者だ。


 シヅオは42歳のバツイチで、

父親の志郎(石橋蓮司)と高校生の娘の鈴子(橋本
 愛)の3人暮らし。

シズオは「本当の自分を見つける」と、

一か月前に会社を辞めたのだが、

毎日ゲームに明け暮れている。

そんな息子を志郎は毎日怒鳴りつけていた。

ある日漫画を立ち読みしていたときに突然ひらめき、

漫画家になることを決める。

しかし人生そんな甘いものではない。

ファーストフード店でバイトをしながら、

編集社に自作を持ちこむのだが出しても出してもボツ。

そのうち、妄想の中に過去の自分が登場してきていろんなことを言う。


32歳のサラリーマンの自分、

22歳の長髪でギター抱えた自分、

17歳のヤンキー高校生の自分、

5歳の小学生の自分。

そしてなぜかカミ(神)。


小学生以外は皆が漫画家に反対するため、

最後はけんかになるのだ。

カネが無くて娘に2万円を借りたときには、

さすがにへこんでしまった。

「俺はなにをやってるんだ!!」

それでも書き続けるうち、ある時偶然にも作品が佳作に選ばれた。

そして漫画雑誌に掲載。

父親からはこれを記念に漫画家をやめてまっとうな仕事にもどれと進められるが、

調子に乗ったシヅオはさらに書き続けた。

またもやボツの連続。

そんなシヅオを娘はやさしく見守っている。


 ある時、風俗に行きサービスを受けた後、

出ようとしたら娘が風俗嬢として働いてい

るのを目撃。

あまりのショックに朦朧と店を出て行く。

そして自転車で移動中、歩道橋から自転車もろとも落ちて頭を打つ。

石頭だったため奇跡的に助かった。

ある日、娘に風俗はやめるよう注意すると、

娘は、「父親をささえるために働いていた」と告白。

感極まってシヅオは叫ぶ。

「俺はまだ本気出してないだけ!!」

本作は、平凡なサラリーマンでも本気出せば夢がかなうという、

サラリーマン応援歌だ。

ストレスでいっぱいのサラリーマン諸兄、

この映画を見れば少しは元気になれるかも。




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