コーヒーを飲みながら
=ギター室内楽コンサート終了=
2022年、教室のイベントの一つ「ギター室内楽コンサート」が無事終了。
このコンサートも歴史は超長く、
長津田駅の近く「喫茶アルペジオ」から始まって、
25年くらい毎年開催し続けてますね。
場所は、「喫茶アルペジオ」が閉店後は点々としてますが、
その後も無事に続いてることがなんとも奇跡に近いかも・・・。
2020年は、コロナウィルスの影響で開催断念に追い込まれて、
がっくりきましたが、去年、今年とまた復活。
ギターと他楽器の組み合わせのコンサートですが、
このコンサートの難しいところは、
アンサンブルでありながらギターを聴きに来るという方がすくなからずいて、
ギターが聴こえん!というお言葉結構出るんですね。
今は、以前ほどその声は聞かれなくなったのですが、
なかなか説明するのも大変って時期もありました。
ギターは、聴こえないからピアノで伴奏すればいいんだという声もよく聞かれました。
でもその声の主って本当に生でピアノと例えばチェロのコンサートって、
聴いたことあるのかな・・・。
このへんはあまりグジグジ言ってもしょうがないって感じ。
まあ、やはり音楽を聴かないといけないですよね。
ヴァイオリン、フルート、ヴィオラ、チェロとのコンサートでしたが、
楽器の持ってるエネルギーが違うので、
なかなかギターは不利と言えば不利なのかな。
特にアンプを通さず弾くということであればなおさら不利かも・・・。
しかし、そこでアンプを通せば解決というのであれば面白くもなんともない。
ほかの楽器のエネルギーをかいくぐってギターの音を客席に届かせる。
使う楽器、弦、弾き方・・・。
ギターの持つ能力を最大限引き出していく作業が、
面白いと言えば面白いんですね。
今回チェリストの方と演奏したグラナドスの「オリエンタル」、
ピアソラの「カフェ1930」などは、
ギターの持ち味を出せればピアノより味はあると思うんですね。
ただ会場の広さということではかなり制限は受けます。
今回くらいのスペースが限界ですね。
ほかの楽器の方からするとちょっと狭いかなっていうのはあるかも・・・。
今回、非常に興味深かったのは、アルベルトのヴァイオリンとギターのためのソナタ。
演奏記録がどこにもないんですね。
アルベルトはギターのデュオでは演奏されますが、
ほとんど忘れられてるんですね。
ロマン派的な雰囲気がかなりあり興味深く聴きました。
ヴァイオリニストの方はヴァイオリン的な動きから外れたところがあり、
弾きづらいとか言ってました。
リストの「愛の夢」は編曲が異常に大変だった。
ギターでは不可能な和音ばかり並んでいて、
あ、無理・・・てことで一度は断念。
しかし、執念深くいろんな譜面を探って、
なんとかギターで演奏できるところまでもっていったという感じ・・・疲れた。
シューベルトのセレナーデはギタートリオでもありますが、
それがシューベルトの聴いてた音楽じゃないんじゃないかという気はしてました。
今回、フルート、ヴィオラ、ギターに編曲してみると、
ロマンチックなメロディーに華やかさが出てくるんですね。
実はこの雰囲気が正解じゃないかなという気はしました。
それにしてもフルートの方の高音の音の出し方は秀逸でしたね。
かなり高い音になる箇所がありましたが、
うまく音を丸くしてキンキンした金属音になるのを防いでました。
音の出し方に高い技術力を感じました。
ベタではありますが「ひまわり」を演奏したのですが、
三日前に思い立ち泡食って編曲し、
チェリストの方に送ったのですが、
一回くらいの練習でチェリストの方には少々迷惑だったかも・・・('◇')ゞ
郵便局に持って行ってからも手書きで音符を直したりして、
いやはやの中でとにかく演奏。
今回のおまけって感じかな・・・。
このコンサートの特徴として前半はギターソロがあるんですね。
発表会、クリスマス会とあるのですが、
もう一段、雰囲気を上げて演奏するのもいいのではないかなと思い、
ソロの場面を設けてるってことですね。
いろいろな場面でチャレンジするというのは大事なことですよね。
挑戦すれば演奏レベルは上がりますからね。
次は発表会で頑張りましょう!!
topへ