コーヒーを飲みながら
          
        
        

           =音を楽しむ=

 最近ギターを変えた人がいて、

それまで使っていたギターから手工ギターに変えたんですね。

手工ギターというのは製作家の趣味、人間性が色濃く出るので、

一本づつ違う音がするんですね。

同じ製作家が作っても微妙な違いがあります。

作られた時代の音楽環境ということもあるので、

その時代を反映するということもあるんですね。

 ギターというのはセゴヴィアがステージ楽器としてから、

とにかく音量の増大を目指した感があるんですね。

今やどのくらい音量があるかが選ぶ基準になったりしてます。

それが時代の要求であればそれも仕方がないんですね。

しかし、どうもクラシックギターというのは、

大ホールには向かない楽器という気もするんですよね。

結構前、クラシックギターの隆盛期の時期には、

ホールでコンサートは当然という感じでした。

このホールでkンサートというのが、

クラシックギターファンを減らした原因ではないかとも思います。

ホールの量が大きくなるほど、

音が聴こえないというのは確かにあるんですね。

だから音量の増大を目指した、

というのがあるんだと思いますけどね。

 クラシックギターというのは、

そもそも音を楽しむ楽器じゃないかなと思うのです。

特に日本のように狭くて音の通りやすい住宅事情だと、

音量より音色を楽しむという方向がいい気がしますね。

製作家の個性的な音を楽しむ。

これはクラシックギターを弾く基本じゃないですかね。


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