映画鑑賞記
                           
                             

                                   
                               


                             新年特別版

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                         アンストッパブル」鑑賞記

             
           

 1月11日の成人の日に南町田グランベリーモールで、

映画「アンストッパブル」を見てきた。

成人の日ということで、町は振袖を着た若いお姉ちゃんで一杯だった。

映画館の中にはいなかっけど。


 
本作は、2001年にアメリカで起きた列車暴走事故をもとに作られた映画。

アンストッパブルとは「誰にも止められない」という意味だ。


 勤続35年のベテラン機関士のミスで、

有毒の液体を大量に積載していた貨物列車が無人で暴走してしまう。

結果は一人の死者も出さずに停止させることができたのだが、

街中で脱線していたら大惨事になったことは間違いない。



 映画は実際の事故よりも危険なシーンが多く、

スリル満点に演出されている。



 動いている車両の上を機関士が一つずつ飛び越えていくシーンや、

暴走列車が別の貨物列車に正面衝突するのを

間一髪でかわすシーンは迫力があった。


 ただアクション映画なのでストーリー性はあまりない。

見たままだ。

暴走というが、映像ではずいぶん遅く走っていたところもある。

街中を走るシーンなので仕方ないか。

本当に脱線でもしたら大変だからね。


 まあ、この映画は止まるまでが見どころで、

その後の報道関係者の狂騒ぶりや、

命がけで列車を止めた鉄道マンの「どうや顔」は蛇足だった。

特にエンディングで、誰が責任とって首になったとか、

誰が出世したとかいうのも不要。



 赤穂浪士や桜田門外の変の首謀者がどんな刑罰を受けたかの方が、

余程胸に迫るものがあったねえ。



 思うに実話が無事故で済んだために、

映画もその通りの結末になっているが、

もしフィクションだったら大脱線させたんじゃないだろうか。



 アメリカ映画にしては若干物足りなさの残った映画だった。

 


  
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