知ってるつもり・・・。
      フェルナンド・ソル

        クラシックギターの世界では知名度抜群の作曲家。
        しかし、それほど弾かれない・・・。
        重要ではあるけれど最近は特に弾かれない。
        それとすでにあまりどういう人かも知られてないかも・・・。
        ほんの少し調べてみました。


              
                  ()(2)(3)(4

                =生涯概要(五)=

 喜歌劇「ドン・トゥラストウロ」が公爵夫人の死によって未完成となって、

しばらくしてソルは、メディナ・セリ公爵の目にとまった。

侯爵がソルの楽才だけではなく、

その管理の才能にも目を止めたことは明らかである。

間もなく侯爵はソルを自分の領地と、

カタロニア地方にあるその他の所有地の管財人に任命した。

長年の間ソルは、公爵のための音楽家であり作曲家として勤めるに加えて、

この管財人としての地位にあったのである。

この地位のおかげでマドリッドとバルセロナの間を、

たびたび行き来しなければならず、

両方の街に家を持っていたのである。

 この時期におけるソルの管財人としての仕事は、

彼の作曲家としての仕事を阻害するものではなかった。

その証拠に、この時期の作品としては三つの弦楽四重奏曲、二つの交響曲、

多くの歌曲や聖歌それに侯爵のために書かれた、

音楽劇「ポルトガル女エルビラ」エルビラ・ラポルチュゲーサガある。

 その後、ソルはアンダルシアの地方の小さな王領地の長に任命され、

四年間マラガに住んだが、

この時期からフランスに移るまでの間の彼の活動は、

ほとんど知られていない。

            topへ