知ってるつもり・・・。
フェルナンド・ソル
クラシックギターの世界では知名度抜群の作曲家。
しかし、それほど弾かれない・・・。
重要ではあるけれど最近は特に弾かれない。
それとすでにあまりどういう人かも知られてないかも・・・。
ほんの少し調べてみました。
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=生涯概要(七)=
この戦争中のソルの役割は研究者の間で論争の的になっている。
ソルは熱烈なフランスびいきで直ちにボナパルト派の軍隊に加わり、
その結果ついには国外追放の憂き目にあったのだと、
断言するものがあるかと思えば、
ソルは環境の犠牲者であり、
彼が国民の指導者としてのスペイン王室に対する信頼を全く失っており、
国家を再統一する唯一の道は、
ナポレオンの強力な統率の下に入ることであると感じていたことを指摘して、
彼がフランス軍将校として戦争に参加したのは、
単に抵抗の手段に過ぎなかったのだと主張し続ける一派もある。
いずれにしろソルは、
当時の当時のスペイン人のしたこと以上のことをしたわけではない。
ゴヤでさえフランス人の侵略者に同調し、
ジョセフ・ボナパルトの肖像画を数枚描いたりもした。
後年フェルナンド七世は彼の彼のこれらの行動を容赦した、
にもかかわらずゴヤは、ソル同様亡命生活を選び、
後半生をフランスで過ごしたのであった。
戦争が終わりに近づくにつれ、
イギリスの援助によって、
スペインが間もなく解放されるだろうということが明白になってきた。
おそらくソロはフェルナンド七世の下で開始されるに違いない、
手痛い報復を予知していたであろう。
自ら国を去るよりほかに逃げ道はなかった。
1813年、国境を越えてフランスにもぐりこんだ。
現在知られてる限りでは、
二度と彼は自分の故国には戻ることはなかった。
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