知ってるつもり・・・。
フェルナンド・ソル
クラシックギターの世界では知名度抜群の作曲家。
しかし、それほど弾かれない・・・。
重要ではあるけれど最近は特に弾かれない。
それとすでにあまりどういう人かも知られてないかも・・・。
ほんの少し調べてみました。
(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)
(12)(13)(14)(15)
=生涯概要(十六)=
王立図書館で発見された作品は未完成であり、
ここにない葉は行方不明になったことは明白である。
この作品は、相当大規模なオーケストラのために作曲されている。
ソルの一生において、今まで知られなかったいくつかに事実を、
明るみに出している点において重要であるので、
ここの訳は筆者により文献の全文を引用することにする。
「Hereules 大管弦楽の序曲、スペイン王、フェルナンド七世の為、
その卑しきしもべフェルナンド・ソルによって作曲され捧げられる。
楽譜に師事された楽器のいずれを省いても初期の効果は減殺されるであろう」
次のページには下記のような自筆の手紙が含まれている。
拝 啓
私が演奏旅行いたしました国々で、ありがたくも私の作品が受け入れられ、
その主君が私の貧しい才能にお示しくだされました、
かたじけないおもてなしを思いますにつけ、
自分が生まれ、音楽の初歩を学びました私の国におきましては、
同じように受け入れては下さらないということを常に痛感してまいりました。
その足下に私の「聖十字架の賛歌」を、
お捧げしたローマ法王は私に勲章をお授けくださいました。
けれどもわたくしが最も喜びといたすところは、
それが私におまかせ願いますならば、
スペイン王からの栄誉を拝受いたすことでございましょう。
殿下の足下にお捧げいたしますこの作品は、
私の意見によりますれば、
わたしが今までに作曲いたしました作品のうちで最高のものでございます。
わたしがこの作品を一番最初にお捧げする栄誉を有する方、
その方にかたじけなくもこの作品を献上申し上げないうちは、
わたしの心からの望が満たされることはございますまい。敬具
殿下の足下に
フェルナンド・ソル
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