知ってるつもり・・・。
フェルナンド・ソル
クラシックギターの世界では知名度抜群の作曲家。
しかし、それほど弾かれない・・・。
重要ではあるけれど最近は特に弾かれない。
それとすでにあまりどういう人かも知られてないかも・・・。
ほんの少し調べてみました。
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=生涯概要(十七)=
ソルの晩年は、パリの自宅で静かに過ごされた。
彼は舌癌に非常に苦しめられ、
ついにはそれに命を奪われることになるのである。
1838年、有能な画家でハープ奏者でもあった、
一人娘のフーリアの死によってソルは、憂鬱症に陥り入り、
それは翌年の彼自身の死に至るまで続いたのであった。
ソルの生涯の最後の数週間は、
この時期に足しげく彼を訪れた二人の男の経験に基づいて書かれた、
ある記事に記録されている。
この二人の男というのは、バルセロナの富裕な商人、
Don Antoniode Gironellaと、ソルの生徒の一人、Gooe Pereyra de liraである。
この記事は、1882年発行のスペイン芸術雑誌「音楽文化覚え書き」に、
二号続けて掲載されている。
この二人の男の報告によれば、
ソルは、娘の死を悲しむことが長引いたあまり、
狂気のふちをさまよっていたということである。
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